【超はじめの一歩】ギターの左手の話


今回は左手の話の全体像を見ていこうと思います。

ギターには基本的に弦が6本張られています。

ちなみに世界には7本以上の弦が張られたギターもあります(「多弦ギター」と言うそうです)。

ここでは深くは触れませんが、ブラジル音楽にも7弦ギターがしっかり根づいています。

わたしは7弦ギターがかっこよくてブラジルギターに深く入りはじめたようなものなので、いつか弾きたいと思っています(「いつか」じゃなくて「いま!」……と、自分にツッコミを入れておきます)。

各弦の音



まず、指でなにも押さえず右手で弦を鳴らすこと/鳴らした音のことを「開放」と呼びます。

一番ベーシックなチューニング(調律)だと、

6弦:E(ミ)
5弦:A(ラ)
4弦:D(レ)
3弦:G(ソ)
2弦:B(シ)
1弦:E(ミ)

です。

6弦が太い方(自分から見て一番手前の弦)、1弦が細い方(自分から見て一番奥の弦)です。


ちなみに、世の中にはいろんなチューニングがあるようで、例えば「ドロップDチューニング」と呼ばれるものは、6弦のE(ミ)の音をD(レ)に下げて使うこと。本当にいろいろバリエーションがあるようですが、このあたりの沼にはまだ足を踏み入れたことはありません……



ギターに張ってある弦は、ギターの指板(しばん)上で「フレット」で区切られています。

この「フレット」と「フレット」の間を指で押さえるのですが、どの「間」を押さえるかで音が変わってきます(ややこしいですが、この「間」のことも「5”フレット”」などと呼びます)。

1フレット右にずれると、音は半音上がります。


たとえば、6弦3f(フレット)は「ソ」ですが、1フレット右にずれる(6弦4f)と「ソ#」(ソ・シャープ)、2フレット右にずれる(6弦5f)は「ラ」になります。


ですので、もし「ドレミファソラシド」を弾きたい!と思ったら、弦をずっと横にずらしていけば弾くことができます。


↓ 2弦の上で「ドレミファソラシド」を弾いてみました。




実際演奏のときには、こんなふうに大きく横移動をするよりも、できるだけ近い場所で音を探すことが多いと思います。



ここで疑問が生まれる方もいらっしゃるかもしれません。

ドからレにいくときは2フレット移動する、レからミも同じ。でもミからファは1フレットしか移動しない。なんで???


これは「音階(スケール)」というものが関係してきます。また別ページで書いてみたいと思います。


同じ弦楽器と言っても、バイオリンやチェロといった楽器はフレットがついていません。ギターの場合は、例えば6弦3フレット内を弾けば一応「ソ」の音が出るのですが、フレットがついていなければ、自分で「ソ」の音が出るところをめがけて押さえないといけません。そう思うと、ピアノやギターと違って「ここを押せばこの音が出る」というのがぱっと見わからない楽器を弾く人すげ〜〜、って素直に思います……



コード



昔クラシックピアノを弾いているとき、「コード」学ぶ機会がありませんでした。学校の合唱曲の譜面には、小節の上に「Am」などのアルファベットがついていましたが、普段弾いているクラシックの楽譜では記載がなかったので、「このアルファベットなんだろなぁー」とずっと不思議に思っていました。

なので、「コード」の概念がない音楽、ある音楽というのがあるのだろう、というのが、ひとまず経験則から言えることではあるのですが、まだ詳しく知らないのでここまでにしておきます。

ちまたでよく耳にするポップスやロック、ジャズ、そしてボサノバ・サンバは、左手で「コード」を押さえることが多いと思います。もしくは、コード自体を押さえなくても、コードを念頭に置いたうえで弾くことになるかと思います。


「コード」とは、「2つ以上の音を重ねた和音」のことを指します。

通常は、「3つ以上の音を、ルート音から3度ずつ積んだもの」をコードとして弾いています。

うむ………




「ルート音(根音)」とは、一番土台になる音のこと。

ドならド(C)、レならレ(D)です。

次に、「3度ずつ音を積む」とは?

「度」というのは、「音と音の距離=音程」を表す単位です。

ドとド自身を「1度」とカウントするので(0度じゃないんですよね〜…)、
ドとレは「2度」離れていて、レとミも「2度」離れていて、
ドとミは「3度」離れている、と数えます。

そうすると、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ(・ド)」を考えたとき、

「3度ずつ音を積む」というのは、ドをルート音としたときには、



ド・ミ・ソ・シ・レ・ファ・ラ……



という積み上げ方になります。


この組み合わせ(どう積み上げている和音なのか)が「コード」で表されます。




たとえば、「C」(厳密には「Cメジャー」)と呼ばれるコードは、

「C(ド)の音をルート(土台)として、3度ずつ3つ音を積んだコード」

=ド(C)・ミ(E)・ソ(G)


この3つの音がじゃら〜〜んとなれば、それはCコード(厳密には「Cメジャーコード」と言います)です。





ということは……



「Cのコード」一つとってみても、無限に!(思えるくらいに)指板上のあちこちにあります!

……これを知ったときは、ちょっと絶望的な気持ちになりました(^_^;)



でも、おそらくギターを始めた最初の段階で、誰もこんなこと考えていないと思います。

最初は基本的なコードのフォームを覚えるところからはじまり、弾いていると、違う押さえ方をしている曲に出会ったり、弾いているうちに「ここも押さえられるんじゃね?」と自分で気づいたりして、時間が経つと、「覚える」というより自分でちょうどいいのを「探す」ことができるようになります。

まずは、一番基本的なコードを着実に覚えていくことが一番大事です!


また、音楽ジャンルによってよく使われるコード、そうでないコードがあります。ボサノバ、サンバもしかりです。それは別の記事に書きたいと思います。